空腹

小説投稿と日記、創作物感想ブログです。

エルデンリングおじさん:序、死にゲーとはどういうジャンルか。

私は物心ついたときからゲームが日常だったゲーム世代であり、ゲーム歴は今年で35年になります。
私が身も心も若々しくゲーマーとしての最盛期に発売されたゲームがオリジナル版のバイオハザード4で、最高難易度のプロフェッショナルやマーセナリーズを夢中になって遊んでいました。
それから幾星霜、私もすっかり「おじさん」という言葉が似合う年になりました。
年を取ったらゲーム下手になるかもな、と若い頃は危惧していましたが、意外とそんなことはありませんでしたね。
人間幾つになってもその気になればやれば出来ます。年齢を出来ない言い訳にしてはいけない、と、おじさんになった私はエルデンリングをトロコンし、改めて実感しました。
私のようなおじさんでも、エルデンリングをトロコン出来るのですから、私よりも体力がある若い10代、20代ならもっと容易なはずです。まだ若いのに自分には無理、などと決めつけず、いっちょ気合入れて、トロコンしろとまでは言いませんが、エルデの王を目指してみて下さい。

 

エルデンリング発売当初のフロムゲー歴。

フロムゲーデビュー作:天誅
デモンズソウルをプレイ。
以来ソウルシリーズは全作プレイしクリア。ダークソウル1、3はトロコン済。DLCもソロでクリア。ブラボはホラー要素が怖いのでスルー(2024年にやっと勇気を出して手を付け、無事にトロコン達成)、SEKIROは発売日には購入せず、セールで安くなったときに購入し、エルデンリング前には、修羅一心を倒したのみでトロコンまではやってませんでした(後に完全攻略、トロコン達成)。

そんな一通りのフロムゲー、というかソウルシリーズを嗜んできた私のエルデンリングの初見20時間プレイした率直な感想は、これはまた激しく人を選ぶゲームを作ってきたな、でした。

 

エルデンリングをトロコンし、やり込み、そしてDLCを待つおじさんのエルデンリングの基本兵法5か条は以下。

①物理カット率30%を維持し、盾を有効活用する
②ボス戦前、勝負所では海老、カニを食べる、火よ力よ、等のバフを上手く使う
③戦う相手を選ぶ、逃げるも兵法
④敵の数が多い時は弓を使うなど、時には卑怯をしろ。卑怯から学べ。
⑤近接のみに固執せず、ボスによっては魔法や戦技、遺灰等も駆使し、臨機応変に柔軟に立ち回れ 


以上⑤つが、これからエルデンリングに初見で触れるかもしれない人達へ、
先輩褪せ人、エルデの王になったおじさん、エルデンリングおじさんが送るアドバイスです。

エルデンリングは間違いなく世界のゲーム史にその名を刻み、伝説のゲームとして100年先まで語り継がれ、100年後の未来人も、恐らくエルデンリングをプレイし、そして悪戦苦闘するはずです。

特に序盤、ストームヴィルム城を攻略するまでが、フロムゲー初心者やゲームが苦手な人にとって大きな試練になりえます。

死にゲーと一口にいっても、その定義を言葉で表現するのは難しいです。
解りやすく言うなら、死んで覚えるタイプのゲーム、でしょうか。
なので死にゲーというのは、プレイヤーが雑魚敵やボスに殺されることが大前提です。
とにかく敵に殺されるのが苦痛、と感じてしまうような人は、死にゲーには向いていません。

では逆に死にゲーに向いている人とはどういう人なのか、というと、端的に言うなら、「自己分析が出来る人」です。
自分がボスに倒されたとき、その理由を論理的に理解し、同じ失敗を繰り返さないよう誠実に努められる、
前向きであり、学習能力と忍耐力がある人が死にゲーに向いているといえるでしょう。

例えば絶対攻撃してはいけないタイミングで攻撃してしまい、被弾して死亡する。

死にゲーに向いている人はそんな自分の行動に対して、
「今のは攻撃するタイミングじゃなかったな」と反省し、自己分析し、頭の中でイメージトレーニングした上で再戦することが出来ます。

逆に死にゲーに向いていない人は、死んだことに怒りやストレスを感じたり、そもそも自分がボスに負けた理由を理解することもできず、自己分析も反省もできず、ただただひたすらに無意味な攻撃を繰り返し続け、死にまくり、そして根負けし、投げ出してしまうのです。

スポーツの世界でも、例えば野球など、自分が正しいフォームで球を投げているかを確認するために、投球フォームを撮影し、チェックし、修正したりすると思います。フロムゲーのような高難易度の死にゲーでも、上手くなるために、自分のプレイしている姿を録画しチェックし、自分の動きのどこが駄目なのかをチェックする人もいます。肉眼では解らなかったボスの動きを動画で観ることで理解出来て、対策を練ることが可能になる場合もあるからです。

死にゲーには論理的な思考能力と観察眼、アクションゲームをプレイする上で、車のMT車が取得出来る程度の身体能力と技術、多少の反射神経が求められます。

エルデンリングはゲーム史に残る伝説のゲームであることは間違いありませんが、私は無暗やたらと人にエルデンリングをお勧めはしません。
褪せ人としてエルデの王になるのは至難を極めます。人によっては常軌を逸した苦行になるでしょう。
もし今エルデンリングに興味がある、という人は、出来れば初代ダークソウルをプレイし、自分にクリア出来るかどうか、試してみてからでも遅くはありません。

これから私が書いていくエルデンリングの初見プレイの回顧録が、エルデンリングに興味を持っている人や、既に遊んだけど挫折してしまった人達の関心を引ける内容になっていれば幸いです。